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“医療崩壊”は待ってくれない。

 病院の倒産が激増している。今年1~10月の累計で既に56件と昨年同時期(28件)の倍。2000年以降で最多だった07年の52件(年間)をも上回り、最悪ペースなのだ。

 今年は業績不振が25件と最も多く、目立っている。倒産が増える背景には、診療報酬の引き下げや過大な設備投資、医師不足などの理由がある。

「医師不足で患者が減り業績不振に陥った病院が、起死回生の一手として介護に手を広げた結果、過剰な設備投資となり倒産したケースがありました。08年度に診療報酬の本体部分が8年ぶりのプラス改定となりましたが、薬価が低下したため、全体としてはマイナス改定。診療報酬が全体として上がらないと、根本的な解決にはなりません」(東京商工リサーチ・関雅史氏)

 リーマン・ショックも影響している。病院倒産は07年の最悪期から08年は改善していたのに今年再び増加傾向になった。これは外来患者が受診を抑えたことも大きい。不況で給料も下がっているから、「ちょっとした風邪や痛みなら我慢しよう」となっているわけだ。

 驚くのは、医療崩壊の中でも比較的マシといわれてきた歯科で倒産が増えていること。昨年同期比7割増(17件)だ。

「歯科診療所は、小さなスペースで開業できるため、東京なら銀座といった大都市圏の中心街に一点集中し、乱立してしまった。激しい競争の末の倒産です」(関雅史氏=前出)

 倒産件数のデータに表れるのは民間病院だけ。公立の場合は倒産ではなく、統廃合となるため数字に出ず、実態はもっと深刻だ。長妻大臣、“医療崩壊”は待ってくれない。

(日刊ゲンダイ2009年12月1日掲載)

http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02043833/1.htm

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