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億万長者の母の生き方

 87歳の実母による62歳の息子、鳩山由紀夫首相への偽装献金問題に比べると、くしくも同年齢ながらフランスの億万長者の母親が年下の男友達にけた違いの約10億ユーロ(約1300億円)を貢いで実の娘と係争中というニュースはフランス的な大人の話といえようか。

 この母親は、仏大手化粧品メーカー、ロレアルの創始者の娘で父親から莫大(ばくだい)な遺産を相続したリリアンヌ・ベタンクール夫人(87)。フランスの長者番付では2位、世界でも21位(2009年、米誌フォーブス)で、総資産額は推定約130億ドル(約1兆1570億円)だ。

 写真家兼作家の男友達のフランソワマリ・バニエ氏(62)とは約40年前からの親しい間柄とか。夫人から彼への贈り物は、マチスなどの名画から不動産、彼を受取人名義にした生命保険まで、1996年から総額で9億9300万ユーロ(当局)相当に上る。

 夫人の夫が2007年に死去してからは、バニエ氏が、パリ郊外の高級住宅地ヌーイにある夫人宅の使用人や侍医などを解雇。自分の息のかかった人間で周囲を固め、難聴の夫人を支配下に置いているそうだ。

 見かねた夫人の一人娘フランソワーズさんが同年暮れに、「(高齢の母親の)弱みにつけ込んでいる」として刑事告訴に踏み切ったものの、母親側が公式の健康診断を拒否し、「植物状態扱いするのはやめて」と反論していた。

 そこで、娘側は被害者の母親に代わって、バニエ氏を刑事告訴するため、「後見人」の資格を要請。ナンテール裁判所は今月上旬、母親が正常な判断ができていたかどうか、来春、裁判を行うことを決めた。母親にも正式に複数の健康診断書を提出するよう要請した。

 それにしても、あるところにはあるんだな、というのが、彼我を問わず、庶民の一般的な反応だろう。

 ただ、贈った相手が政治家の息子ではなく“芸術家”の男友達だったところに、ここのお国柄がうかがえる。

 夫人の弁護士が、「億万長者とジゴロの激情話に早く決着を付けたい」と漏らしたように、バニエ氏はパリの社交界に昔からいる典型的なジゴロ。今は髪の薄い初老の男性だが、ルモンド紙が載せた画家のサルバドール・ダリと並んだ24歳の時の写真は文字通り、目の覚めるような美青年だ。

 実父は仏自動車大手シトロエンの労働者。詩人のルイ・アラゴンや作家のサミュエル・ベケット、フランソワーズ・サガン、モナコのステファニー王女らとの交友でも知られる。年上の金持ちを利用してきた人生という非難には、「エスタブリッシュメントはウソの固まり。カネと策略の併合物だ」と反論している。

 鳩山首相は、実母からの「贈与」を認める方向だというが、バニエ氏が有罪になる可能性もある。

 ただ、娘に対しても、「母親のおカネなのだから好きに使わせるべきだ」との批判の声があるところもお国柄か。

(MSN産経ニュース、http://sankei.jp.msn.com/world/europe/091216/erp0912160802000-n1.htm

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