無料ブログはココログ

« ウッズついに離婚か | トップページ | 広末「純愛頑張ります」 »

ネット著作権 法改正で無許可ダウンロード違法に

■私的利用も「×」 罰則なく効果は「?」

 インターネット上のコンテンツの「ダウンロード違法化」を含む改正著作権法が施行された。これにより、著作権者の許可なくネット上にアップロードされた音楽や映像をユーザーが自分のパソコンなどにダウンロードすることは、「私的使用」であっても禁止。罰則がなく、違法性を認知していなければ適用されないことから、効力には疑問の声もあるが、文化庁は「自粛効果はある」としている。これを機に、「後手後手」と批判されてきたネット上の著作権対策をめぐる動きが活発化しそうだ。(池田証志、猪谷千香)

                   ◇

  

ビジネスを阻害

 ネット上のコンテンツの著作権侵害に対してはこれまで、主にアップロード面での規制に力点が置かれ、ダウンロードは私的使用目的であれば違法ではなかった。しかし、ネット社会の進展とともにユーザーによる違法な流通が増え続け、「正規のコンテンツビジネスの育成を妨げる規模に増大している」(文化庁著作権課)。

 社団法人「日本レコード協会」の調査によると、携帯電話向け違法サイトからダウンロードされた音楽の推計数は過去3年間、右肩上がり。平成20年には、正規配信(3億2500万曲=約678億円相当)を上回る4億700万曲にまで増えたとみられている。

 また、社団法人「コンピュータソフトウェア著作権協会」(ACCS)の調べでは、昨年8月の1日間で、ファイル交換ソフト「シェア」で流通したニンテンドーDS用の海賊版ゲームは約90万本(38億7千万円相当)もあった。このような事態を踏まえ、文化庁の文化審議会で検討した結果、欧州諸国で近年取り入れられているダウンロード違法化を求める報告書を提出。昨年の通常国会で、「著作権を侵害してアップロードされた事実を知りながらダウンロードした場合は違法」などを盛り込んだ同法改正案が可決された。

業界は効果に期待

 「昨年まで『違法なダウンロードはやめてください』と言えなかったが、これからは言える。正規配信が増えるだろう」。レコ協は改正法に期待を寄せる。違法配信サイトを紹介する雑誌の存在も問題視されていたが、すでに自粛を求める文書を出版社側に送付しており、「1月からはなくなるはず」とみている。

 ACCSも「コンピューターゲームにはプログラムのほかに、映像や音楽が含まれる。今回の違法化の対象になる」。同課は「違法化の対象となるものがある」との見解だ。

 改正法を“てこ”にユーザーに対し損害賠償訴訟を起こすことも可能だが、業界関係者は「金額が小さく、現実的ではない」とみる向きが大勢だ。

  

ユーザー団体反発

 法改正に反対する意見も根強くある。

 メディアジャーナリストらからなる一般社団法人「インターネットユーザー協会」(MIAU)は「業界団体は少ないサンプルをもとに、自分たちの権益を守ろうとしている」と批判した上で、「あいまいな規定で罰則もなく、効果に疑問。新たなコンテンツやビジネスの育成を萎縮(いしゅく)させるだけだ」と指摘している。

 確かに、法改正の効果については議論を呼んだが、レコ協は、適法な音楽配信サイトを認証する「Lマーク」が全体の97%に普及していることから、ユーザーは違法サイトを見分けられるとみている。

 「クリエーターがコンテンツの対価を得て生活ができ、新たなコンテンツを作る『創造のサイクル』を途絶えさせないためにルールを守ってほしい。日本人は順法意識が高く、違法ダウンロードは減るはず」と同課。ただし、順守されない場合は罰則化も検討することになるという。

  

「さらなる法整備を」

 ダウンロード違法化以外にも、ネット上の著作権に関する議論が進む機運が高まっている。

 政府の知的財産戦略本部は今年、違法アップロードの監視などを義務づけるプロバイダー責任制限法の改正について、専門調査会で検討する方針。今年前半には「知的財産推進計画2010」にまとめられる。

 さらに、著作物を公正に利用する限りは著作権侵害と見なさない「フェアユース(公正利用)規定」についても導入の是非を文化審議会で検討し、年内には報告書が提出される見通しだ。フェアユースは米国などで採用されており、ユーザー団体からも「コンテンツの流通を促進する」と期待されている。

 ネット上の著作権に詳しい松田政行弁護士は「情報は今やインフラであり、ユーザーは水道代やガス代と同じように対価を払うべきだ。ダウンロード違法化は情報化社会の発展に必要な措置といえる」と改正法を評価し、さらなる法整備の必要性を訴えている。

                   ◇

 ■改正著作権法の主なポイント

(1)コンテンツの違法な流通防止

  ・ダウンロード違法化

  ・海賊版のネット通販の申し出の違法化

(2)ネットによる著作物利用の円滑化

  ・検索サイトサービスのための複製

  ・国立国会図書館所蔵資料の電子化

  ・権利者が所在不明の放送番組の2次利用

  ・ネット販売の美術品の画像掲載

  -などは権利者の許諾なく行える

(3)障害者の情報利用確保

  ・公共図書館による障害者のための録音図書作製

  ・聴覚障害者のための映画、番組への字幕や手話の付与

  -などは権利者の許諾なく行える

                   ◇

【用語解説】ダウンロード違法化

 著作権を侵害して違法にインターネット上にアップロードされたコンテンツ(音楽、映像)のダウンロードは、私的利用目的であっても改正著作権法により禁じられた。ただし、アップロードの違法性を知っていた場合のみ適用。罰則はない。昨年の通常国会で成立し、今年1月1日に施行された。改正前は、私的利用目的であれば違法ではなかった。

(MSN産経ニュース、http://sankei.jp.msn.com/economy/it/100104/its1001040749000-n1.htm

« ウッズついに離婚か | トップページ | 広末「純愛頑張ります」 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/515717/32850338

この記事へのトラックバック一覧です: ネット著作権 法改正で無許可ダウンロード違法に:

« ウッズついに離婚か | トップページ | 広末「純愛頑張ります」 »

最近のトラックバック

2013年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30