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アカデミー賞受賞者の“日本たたき”

 3月上旬、米カリフォルニア州サンタモニカの日本食レストラン「ザ・ハンプ」と日本人シェフ(45)が米捜査当局により、訴追された。米国で禁止されている鯨肉を売買していたとする海洋哺(ほ)乳類保護法違反の罪。捜査には、和歌山県太地町の入り江に潜入、伝統のイルカ漁を批判し、今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門を受賞した作品「The Cove(ザ・コーブ)」の制作スタッフがかかわっていた。告発した手法は、やはりカメラによる隠し撮りだった。(佐々木正明)

 「ザ・ハンプ」はサンタモニカの空港にあり、常連客にはハリウッドの有名人もいる高級すし店だ。東京・丸の内にも店がある。事件発覚後、公式HPには謝罪文が掲載され、「訴追は事実。私たちはお客さまの信頼を取り戻すため、全力を尽くします」と記されている。

 事件はアカデミー賞受賞関係者がかかわっていたこともあり、世界中で報道された。店の前に「No Whale SUSHI」(鯨すしはいらない)とのプラカードを持った動物愛護活動家らが訪れ、抗議デモも行われている。

 コーブのルイ・シホヨス監督は「絶滅に瀕(ひん)する動物が切り刻まれディナーに出されていた。これは自然科学への虐待だ」と非難した。

 デモには、南極海で反捕鯨活動を行っていたシー・シェパードの関係者も参加。シー・シェパードは、「ハンプが今後も永久に、操業ができないよう活動する。また、米国内のほかの日本食レストランで鯨肉が提供されていないかも捜査する」と声明を出している。

 CNNなどによると、「The Cove」の制作チームは、同店で鯨肉が出されているとの情報をつかみ、昨年10月、動物愛護活動家の女性スタッフを店に送り込んだ。

 女性は懐に小さなビデオカメラを隠し持って、流暢(りゆうちよう)な日本語を話す友人とともに入店し、一部始終を撮影。600ドル(約5万4千円)の「おまかせ」メニューを注文すると、料理を運んできたウェイトレスに「食材は何か」と聞いた。すると、ウェイトレスはネタが、鯨肉であること認めたという。

 女性はナプキンに料理を包んで、こっそり持ち帰り、この肉をオレゴン州立大に提出。DNA鑑定で、この肉が絶滅危惧(きぐ)種のイワシクジラであることが確認されると、米海洋大気局(NOAA)に通報した。

 米国で売買が禁止されている鯨肉がどこから持ち込まれたかは明らかになっていないが、活動家らは「日本から違法に持ち込まれた可能性がある」と主張している。

 地元紙のロサンゼルス・タイムズやAP通信の報道は、この出来事に、菜食主義者が深くかかわっていることを強くにじませている。

 隠し撮りした女性活動家は、「Vegan」(ベーガン)と呼ばれる、乳製品や動物系の食品を食べない完全菜食主義者で、店を訪れた後、気分が悪くなったという。

 「絶滅に瀕している動物を口にすることは胸が張り裂けそうな気分だった。でも、私はクジラを救うためにこのことをやった」

 地元サンタモニカでは、事件の再発防止のための協議が進められているが、菜食主義者の同市のケビン・マカウン市会議員は、積極的に動いており、同レストランの開店ライセンスを取り消すことを模索している。

 有罪を受けるとシェフには最高で禁固1年と罰金10万ドル、会社には罰金20万ドルが科される可能性がある。

(MSN産経ニュース、http://sankei.jp.msn.com/world/america/100320/amr1003200701001-n1.htm

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