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ライブドア売却の深層

 ポータルサイト大手のライブドアが5月10日付で、韓国のインターネット最大手、NHNの日本法人に売却される。持ち株会社のLDH(旧ライブドア)はこれで最大44社あった子会社の整理をほぼ終えることになる。その恩恵をもっとも受けたのは、LDHの株主である外資系のファンドや金融機関だった。

 「彼らが旧ライブドア(LDH)に出資したのは、その豊富な現金資産を吐き出させて、ひともうけするのが狙い。マネーゲームで急成長した旧ライブドアが今度は、マネーゲームの標的になったのです」(証券アナリスト)

 その第1弾は、2009年3月期の株主配当。1株あたりの配当金が6500円という前代未聞の高額配当となった。子会社を次々と売り払ったから現金・預金は1134億円と潤沢。主要株主から高額配当を求める声が強かったため、LDHは応じることにしたという。

 第2弾が09年9月中間期の中間配当だ。3月期の高額配当で現金・預金は減ったが、この時点でまだ523億円が残っていた。株主からまた還元せよと迫られ、LDHは1株あたり1600円の特別配当を実施した。

 LDHの筆頭株主(09年9月末時点)は、188万8616株(18.00%)を保有する投資会社のハイブリッド・キャピタル・セカンド。

 USENの宇野康秀社長が07年8月、個人で所有していた旧ライブドア株(12.75%)をすべて売却。受け皿となったのが、モルガン・スタンレー証券の投資部門であるハイブリッド社だった。

 「ハイブリッド社は08年3月に株式を追加取得して出資比率を18%に引き上げ、筆頭株主になった」(金融関係者)

 ハイブリッド社が受け取った配当金は巨額だ。09年3月期が122億7600万円で、09年9月中間期が30億2100万円。投資分をはるかに上回るリターンを得た。

 LDHの09年9月中間期決算書によると、モルガン・スタンレー証券が9.14%を保有する第3位の株主として登場。受け取った特別配当金は15億3400万円だ。

 モルガン・スタンレー・グループは、ハイブリッド社とモルガン・スタンレー証券を合わせて、計約168億円もの配当を手に入れた計算だ。

 同様に、ゴールドマン・サックス・グループは約84億円、ドイツ銀行は約69億円を得たとみられる。

 旧ライブドアは07年4月、持ち株会社化でライブドアホールディングスに商号変更。さらに08年8月、現社名のLDHへ商号変更した。07年4月に、旧ライブドアのポータルサイト事業を継承して設立されたのが、今回売却されたライブドアである。

 「LDHは子会社や関連会社を次々と売却し、それで手にしたキャッシュを株主からの求めに応じて巨額配当として還元してきた。配当原資が少なくなってきたため、中核子会社のライブドアを売却した」(同)

 ライブドアの売却価格は約63億円。売却に先立って、ライブドアは株主(=LDH)に約30億円の配当を実施している。LDHは、ライブドアの売却代金と配当金で約93億円のキャッシュを手にしたことになる。

 LDHの09年12月末時点の現金・預金は約398億円。ライブドアの売却で得た分を合わせる約491億円のゲンナマがうなっている。10年3月期も高額配当を要求されるのは間違いない。外資は、骨までしゃぶりつくす錬金術にたけている。

(niftyニュース、http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-zak20100416022/1.htm

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